カバーガラス
カバーガラスに求められる全ての特性をクリア
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環境を考え、再生紙を使用した焼却処理が可能な専用ケースです。
ガラス表面の清浄度
良好な検鏡作業を実現するガラス表面の清浄度向上
ガラス製造の技術向上は、同時に洗浄技術の向上でもあります。
カバーガラス表面の汚れ、ホコリ等は良好な診断を妨げるものであり、一定の清浄度が必要であります。
弊社の洗浄技術は、高度な洗浄品質を要求される電子部品ガラス部門を有する事業も併せ持ち、特にカバーガラスのような薄板ガラス洗浄は長年蓄積された技術により、最も得意とする領域でもあります。
自動封入装置使用を考慮したワレ防止強度特性
通常カバーガラスの2倍の曲げ強度を実現
カバーガラスのくっつきの発生を防止する特殊コート処理
過酷環境試験(室温60°C湿度90%)でもくっつきの発生を防止する特殊表面処理済み
高温多湿な日本の気候の中で、カバーガラス同士のくっつきが発生することがあり、封入作業の効率を妨げる要因になります。特に、自動封入装置ではカバーガラスを正確に1枚ずつ取り出す必要があるため、NEOカバーグラスは特殊表面処理を施しております。
この表面処理は同時に光学的な特性も考慮されており、従来のカバーガラス同様に使用することが出来ます。
弊社では過酷環境試験の目安として室温60°C湿度90%の環境に放置してもくっつきが発生しないカバーガラスを目指し、カバーグラスの特殊表面処理技術を確立しました。特にカバーガラスの平面性・清浄度の向上を追求すると、重ね合わせたカバーガラスのくっつき発生頻度が高くなっていきます。これらの課題に取り組み、特殊コート剤の開発に成功しました。
封入剤の均一塗布性
封入剤が均一に拡がり、気泡の混入を防止し、標本の長期保存が可能なガラス表面特性
標本作製においては、スライドガラス・カバーガラス間に各種封入剤が均一に拡がる必要があります。
更に標本の長期保存のために、封入剤硬化後カバーガラスが剥がれないことが必要です。
封入剤の均一塗布を実現するには、カバーガラスの平面性・清浄度の向上、およびキシレンの濡れ性向上が必要であり、特殊コート剤はその特性を同時に実現しております。標本の長期保存性に関しては実際に標本を作製し、過酷環境試験(室温60°C湿度90%)において長期間保存テストを実施し、その安定性を確認しております。
高級ガラス材使用、高精度な加工技術
高級ホウケイ酸ガラス使用、平坦性、寸法の高精度化を実現
ガラス材は高級カバーガラス種を使用、平坦性・光学的特性に優れており、弊社電子部品と同一グレードを使用し、加工精度も高いレベルで管理しています。
ガラス表面へのマーキングが可能
カバーグラス表面に水性インクでのマーキングが可能です。
水性インクでの筆記性も考慮されており、インクをはじかず、安定した筆記性を有しています。
最新の製造設備、環境を考えたパッケージ
生産ラインはガラス原板の洗浄・コート・切断・包装まで全自動ラインで生産されています。
また、専用ケースは環境を考慮し、再生紙を使用した焼却可能な紙製ケースを使用しています。
No.000 | 0.04〜0.06(mm) |
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No.00 | 0.06〜0.08 |
No.0 | 0.08〜0.12 |
No.1 | 0.13〜0.17 |
No.1S | 0.16〜0.19 |
No.2 | 0.17〜0.25 |
No.3 | 0.25〜0.35 |
No.4 | 0.35〜0.45 |
No.5 | 0.45〜0.60 |
※超解像観察等により高精細な画像取得用としてNo.1SHT(0.17±0.005mm)規格をご用意しております。