品質保証
松浪硝子工業は、ファインガラスの総合メーカーとして、医療・理化学分野においては、顕微鏡用カバーグラス、スライドグラス、光・電子材分野においては、精密加工技術を活かしガラス溶融から製品に至るまでの一貫生産を行うなど、事業フィールドを拡大してまいりました。
「お客様の課題を解決するサービス業である」を経営指標に掲げ、お客様の御要求品質の把握から、企画、設計開発、製造、出荷まで、全社一丸となった品質保証体制で取り組んでいます。
それぞれの部門の責務・職務権限を明確にしたうえで業務遂行するとともに、部門間の連携も、各種委員会、会議、プロジェクト活動などを通して、コミュニケーションをはかり、製品実現に向けた取り組みを迅速に実践しています。
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各部門に改善を促し、会社全体の改善につなげて、会社を良くすることを目的として、内部監査も行っています。又、経営者による工程巡回活動、各種工程パトロールなど、工程監視も行っています。
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それら活動の根底となる要素は"人"であり、人材育成・教育訓練は、階層別に行い、品質管理検定などの資格認定制度を活用し教育訓練を行い、個々のスキルとモチベーション向上に努めています。個の力、いわゆる現場力を高めて結集することにより、自立型推進職場として機能し、大きな力となるように努めています。
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1984年から全社で実施している"QCサークル活動"と"改善提案活動"でも成果を上げており、毎年11月に開催するQCサークル発表大会は、毎年、活況を呈しています。
製品の品質管理は徹底して実施しています。工程標準作業の順守と、最新の計測機器、自社開発した検査・試験器の導入、定期的な校正・点検により、お客様から要求された品質特性の検査・試験を行い、検証したうえで出荷しています。
ご愛顧いただいている松浪ブランド製品を、これからも継続して安定供給できるよう、"品"と"質"に拘り、強力な品質保証体制を推進してまいります。
マネジメントシステム国際規格 認証取得状況
対象規格 | 審査登録範 | 初回登録日 | 認証機関 | 認証機関登録番号 | |
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ISO 9001:2015 |
品質マネジメントシステム 要求事項 |
医療用及び光・電子用硝子製品の設計・製造及び販売 | 1999年1月25日 | JMAQA | JMAQA-239 |
ISO14001:2015 |
環境マネジメントシステム 要求事項及び利用の手引 |
医療用及び光・電子用硝子製品の設計・製造及び販売 | 2003年5月23日 | JMAQA | JMAQA-E400 |
ISO13485:2016 |
医療機器 - 品質マネジメントシステム 規制目的のための要求事項 |
免疫染色最適化スライドグラスの設計・製造及び販売 | 2013年7月16日 | JMAQA | JMAQA-M009 |
IATF16949:2016 |
⾃動⾞産業-品質マネジメントシステム 自動車産業の生産部品及び関連するサービス部品の組織に対する品質マネジメントシステム要求事項 |
光・電⼦⽤カバ-ガラス及び基板ガラスの製造 | 2019年5月17日 | JQA | JQA-AU0363 |
4規格のマネジメントシステム規格の認証取得
松浪硝子工業は品質マネジメントシステム3規格、環境マネジメントシステム1規格の合計4規格を認証取得しています。
コア事業である医療・理化学分野、光・電子分野で、それぞれの業界独自の高度な要求事項を含んだ品質マネジメントシステム規格であるISO13485、IATF16949の認証取得により、業界内でのサプライチェーンの⼀翼を担うべく、安全で安⼼いただける製品を供給できるよう、強固な品質保証体制を推進しています。
これからも、日々進歩する医療・理化学分野、光・電子分野と共に歩んでいきたいと願っております。